53回目の誕生日をむかえて

何とか53歳になることができまして、まだ無事に生きながらえております故、ここで私の近況を報告しておきたいと存じます。突然、体幹機能障害2級要支援2の立場になった私も齢53歳まで生き延びてこれたわけですが、思ったよりも進行が速いようで、キーボードのミスタッチも多くなり、たかだかメールを返すのも一苦労するようになってきましたが、久々ながら頑張りまして投稿いたします。
最近では、あんなに先頭を切って、あれだけ推していたSNSも見ることが少なくなり、twitterでさえ、いつの間にやらXになり、あと、自家製コケテラリウムの写真を数々アップロードしたinstagramも見なくなったため、SNSでメッセージを頂いた方へのお返事が遅くなってしまいました。特に、リハビリの一貫としてはじめたコケテラリウム作りですが、一杯作りすぎて棚もいっぱいになっちゃったというのもありますが、手先指先の動きが悪くなり、コケを植えるのも、土台となる石や土を整えるのでさえも難しくなってきて、リハビリをやめちゃったということもあり、最近ではアップロードもしていません。またSNSへの投稿も時間がかかるというのも、想像に難くはないと思いますが、あれだけ口を酸っぱくしてまで、団体への勧誘や健康食品の斡旋をお断りしてきたにもかかわらず、私のかかっている神経難病が治療法も治療薬もないからか、有り難くも健康食品をくださる方がたくさんいまして、何が効くのかわからないけれども、ありがたく無償で頂戴しつつ、頂いた食品すべてを試させていただいております。ありがとうございます。なお、団体への勧誘はなかったのはもちろんのことですが、今後も受けませんのであしからず。
あいかわらずロレツは回っていませんが、頭の中はハッキリしており、記憶力も落ちていません。ただ、杖は両手で使うのも難しくなり、今では歩行器を使って歩いております。ゆえに、一人では出歩けなくなり、疲れやすくもなりましたが、まだ24時間車いす生活にはなっておりません。ただ、一人では出歩けなくなって、行きも帰りもカミさんについてきてもらわければならないのが申し訳ないばかりでなく、あれだけ飛び回っていた外食もままならないのが残念です。とは言うものの、新幹線や飛行機など、遠くへ行くものにはカミさんの付き添いで乗れています。先日は、これが人生最後の米国本土行きになるかもしれないと、アメリカ西海岸にも行ってまいりました。東海岸側は飛行時間であきらめましたので、もはやいけないでしょう。アメリカは、日本より民度も低いあんな程度の国ですが、どこに行くにも段差はなく、スロープがあり、教育が良いのか、どんな悪人面でも障害者には親切にしてくれました。歩行器を使っている人はおらず、ちょっと足をくじいた人でも車いすに乗っているほどで、健常者のエゴで福祉政策が実施されている我が国とは大違いで快適に過ごせました。それでも、銃社会であることに変わりないですけどね。仮に日本の外なら、普段から歩行器を使っている私などは、毎日リハビリしているようなもので、いくら進行が遅めとはいえ、寝たきり生活になることはないでしょう。医学の進歩は、さすがに日本に一日の長がありますが。
こんな情けない姿になってもクビにはしない会社には感謝のしようがありませんので、まだまだ頑張って働くつもりでおります。こんな難病に冒されて、五十代前半にして戦力外通告を受けるとは思ってもいませんでしたが、定年退職する年齢が近くなってきた今では、このまま通勤できるのも、あと何年限りになるかわかりませんが、ミスタッチが増え、時間がかかるようになったとはいえ、まだキーボードが打てて、コミュニケーションがとれますので、皆々様には感謝申し上げつつ、今後とも今までと変わらぬご馳走ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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